ファミリーバイク特約とは?

Q&A
自動車保険にご加入の方が、原付バイクの保険を安く加入できる特約ですが、詳細をご存知ですか?
自分のバイク原付を他人に貸した場合は、ファミリーバイクでは補償できないとか、きちんとした知識がないと思わぬところで問題がある事も・・・よくあるご質問をまとめてみました

Q.ファミリーバイク特約について教えてください。
A.記名被保険者やその配偶者、またはこれらの方の同居のご親族・別居の未婚のお子さまが原動機付自転車(他人から臨時に借りた原動機付自転車を含みます。)を使用中に生じた対人・対物・自損事故について、その原動機付自転車をご契約の自動車とみなして、ご契約の自動車のご契約条件に応じて補償する特約です。
また、原動機付自転車搭乗中のケガを人身傷害保険で補償するタイプもあります。(「医療保険金(日数払)補償特約」における医療保険金はお支払いしません。)
※原動機付自転車自体に生じた損害は補償の対象になりません。

Q.ファミリーバイク特約の対象となる原動機付自転車の範囲について、教えてください。
A.道路運送車両法および同法施行規則に定める原動機付自転車がファミリーバイク特約の対象となります。具体的には以下のとおりです。
二輪   ・・・総排気量125cc以下三輪以上 ・・・総排気量50cc以下また、被保険者*が所有、使用または管理する原動機付自転車(借用原動機付自転車を含みます。)が対象となります。
*被保険者とは、下記のいずれかに該当する方です。
(1)記名被保険者
(2)記名被保険者の配偶者
(3)記名被保険者またはその配偶者の同居のご親族
(4)記名被保険者またはその配偶者の別居の未婚のお子さま

Q.事故で特約から保険金が支払われる場合、等級は下がりますか?
A.ノンフリート等級が下がる特約と下がらない特約があります。
<1等級下がる特約(1等級ダウン事故)>(例) いたずらや盗難により車両保険のみ支払われる事故    盗難による車両積載動産特約に関する事故 など<ノンフリート等級が下がらない特約(ノーカウント事故)>(例) ファミリーバイク特約、個人賠償責任特約、弁護士費用特約(日常生活・自動車事故型)、弁護士費用特約(自動車事故限定型)に関する事故 など
※上記は特約のみを使用した例となります。

Q.ファミリーバイク特約の自損傷害型と人身傷害型の違いは何ですか?
A.自損傷害型と人身傷害型では、バイクを運転する方ご自身のケガに対する補償に違いがあります。
※どちらのタイプも原動機付自転車自体に生じた損害は補償の対象となりません。
<ファミリーバイク特約(自損傷害型)>ご自身のケガに対しては、自損事故(*)のみ補償します。
入院・通院した日数などに応じて定額で保険金をお支払いします。
<ファミリーバイク特約(人身傷害型)>ご自身のケガに対しては、自損事故(*)以外の事故についても補償します。
ご契約の自動車にセットされた人身傷害保険の金額を限度に、治療費など実際に掛かった費用をお支払いします。
*自損事故とは、電柱に衝突したり、崖から転落した場合など相手のいない事故などをいいます。

Q.友人から借りた原付バイク(原動機付自転車)で事故を起こした場合、ファミリーバイク特約で補償されますか?
はい、補償されます。A.ファミリーバイク特約は、友人・知人から借りた原動機付自転車(*)を運転中に起こした事故も対象となります(所有者がどなたであっても補償されます。)。
(*)原動機付自転車とは、総排気量が125cc以下または定格出力が1キロワット以下の二輪の車、および総排気量が50cc以下または定格出力が0.6キロワット以下の側車付二輪または三輪以上の車両をいいます。

Q.ファミリーバイク特約で補償される原動機付自転車は何台までですか?
何台でも補償されます。A.ファミリーバイク特約では、家族で2台以上所有している場合でも、すべての原動機付自転車が対象になります。
また、友人・知人から借りた原動機付自転車も対象になります。

Q.ファミリーバイク特約に運転者限定や年齢条件は適用されますか?
A.いいえ、ファミリーバイク特約では運転者限定や年齢条件は適用されません。
被保険者(*)が原動機付自転車を運転される場合、ご契約の自動車の運転者限定や年齢条件にかかわらず、補償の対象となります。
* 被保険者とは、以下の範囲の方をいいます。
(1) 記名被保険者
(2) (1)の配偶者
(3) (1)または(2)の同居のご親族
(4) (1)または(2)の別居の未婚のお子さま

Q.三輪以上の車(ミニカーなど)はファミリーバイク特約の対象になりますか?
はい、総排気量が50cc以下であれば対象です。A.総排気量が50cc以下であれば、三輪以上の車であっても原動機付自転車となり、ファミリーバイク特約で補償されます。

Q.会社所有のバイクで業務使用中に起こした事故は、自分のファミリーバイク特約で補償されますか?
A.はい、ご自身のケガは補償されますが、事故相手への賠償(対人賠償、対物賠償)は補償されませんのでご注意ください。
ただし、家族経営の会社で、使用者が被保険者(*)である場合は対人賠償、対物賠償保険も補償されます。
* ファミリーバイク特約の被保険者とは以下の範囲の方をいいます。
(1) 記名被保険者
(2) (1)の配偶者
(3) (1)または(2)の同居のご親族
(4) (1)または(2)の別居の未婚のお子さま

Q.ファミリーバイク特約が付帯された契約の場合、原動機付自転車もロードアシスタンスの対象になりますか?
A.対象となりません。

ロードアシスタンスは、保険証券等記載の契約自動車のみが対象となります。



※補償の詳細は、保険会社・代理店にお問い合わせください